剪定した百日紅の枯れた枝先から掘り進み体が収まるほどの大きさになりました。

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今年も枝葉の内側に花が咲きました。

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アルパインDLX-F17S改造ようやく一息。
オリジナルは17cmサイズ大きなXmaxと駆動力が特徴で必然的に過制動なので低域が出ない、VCを最適化すれば改善できるが通常と異なる巻き線仕様なので止めた、コーンを13cm相当の小径カーボンに変更し鉛を貼り付けギャザードエッジを幅広ウレタンに交換し10L箱に入れてみた、密閉で実装foは十分低いが低域はまだ出にくい。
TOA社φ3cmチタンHfを位相合わせの都合で深さ3cmに設置し箱等構造物の反射を避け滑らかな繋がりとする為にウエーブガイドを付けた。ウエーブガイドは反射や指向性コントロール用にPA等で使用されてる事が多いようだが今回は通常の倍近く深いので特性への影響が気になる。ウエーブガイドは市販品もあるがその特性はあまり公開されていないので少し調べてみた。

深さ3cmのウエーブガイド
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元々付いていたTOA社製造の深さ17mmウエーブガイド
orijinal

ウエーブガイドなし
hadaka


0deg f特(10L箱実装時)は以下
赤:深さ3cm 紫:深さ1.7cm 黄色:ガイドなし
深さ3cmではガイドなしに比して1.5~7khzで数dbUPし全体は6db/oct位の高域減衰となりましたがネットワークのCを小さめに設定する事で全体をフラット化できました。
0deg

90deg f特(10L箱実装時)は以下
青:深さ3cm 紫:深さ1.7cm 緑:ガイドなし
深くなると若干高域減衰傾向でした。
90deg


ガイドが深く大きいほど指向性が狭くなり室内の壁反射が減るので離れた位置で聞いても分解能の高い音を聞ける感じです。
ガイドは連続した滑らかな面に加工しないと乱反射が増え音圧の凸凹要因になるような気はしますがカーブはホーンの様な難しい公式に合わせる必要は感じませんでした。


全体の周波数特性は以下
3khz以上には鋭い凸凹はなくNW補正を丁重に行った事もあり滑らかです。
600~3khzのバッフル効果はNW調整と箱形状の工夫で軽減されましたが若干凸凹が残っています。
600hz以下は部屋の影響が大きく凸凹してますがスピーカー側に大きな共鳴共振はないので滑らかなはずです。
NW処理しても箱やユニットの共振共鳴の影響は残るので単体性能を上げておくのは大事です。
密閉箱のfoは41hzで70hzまでほぼ平坦以降12db/octの減衰、若干過制動ですが極低域も少し聞き取れます。
測定距離50cm
dlxfinal


仕上げを除きほぼ完成
2ko

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