昨年末の手作りオーディオの会お寺大会で譲っていただいたLUXのKMQ60の簡単なメンテと動作チェックを行いました。
回路電圧が500V以上なので内部チェックは恐々少しだけという感じで。
オイルコンとダイオードと一部電解コンデンサと半固定VR等を交換し改造箇所を元に戻しバランス調整を行った結果で右CHが100khz-6dbでチョット悪いのと音量VRのガリが少し以外は問題なし、三極管出力なので出力解放でも安定してました。


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今回はごく普通の古い8㎝のコーンだけをアルミ2層に入れ替えてみました。
アルミ、チタン、ドライカーボン、マグネシウム等の固い材料を使ったコーンでも共振振動を10khz以上に設定した物と3khz程度に設定した物があります今回は前者のタイプです。
8㎝コーンの場合どんな材料を使ってもどんな構造にしても10~15khzの共振は避けられないのですが共振Qを十分に下げられればその影響は小さくなり7khz以下の帯域で高いフラットネスを得る事が可能で可聴帯に共振がないので高い分解能の音が出ます。ただ普通の紙やプラスチックコーンと違って全帯域フラットな駆動力が必要なので銅キャップ付き磁気回路と一層巻VCは必須に近いので少々特殊です。
今回は銅キャップなしで普通の2層巻きボイスコイルを持つユニットのコーンだけをアルミ2層に入れ替えて実用レベルにしようというのが目標です。

外観です
磁気回路とVC要因の高域駆動力低下を補うために回折効果を最大限に利用する目的でバッフル面積を最小にします、この事で2khz以上で6dbほどのゲインになります、実際は写真でも分かるようにサラウンドの端に少々広い平面が残っていたりするので単純にそのようにはならないのですが。

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周波数特性とバスレフポート音圧です
2台の特性に大きな差はなくブレークは12.5khzです又ピーク値は+10dbほどでまずまずの値と思います。
200hz周辺の盛り上がりはサラウンドとダンパの弾性が強いのと数百hzにあるサラウンドの共振を境に実行振動面積が何割か減少する事が影響してると勝手に思ってます、組み込みSPはキチンとした箱に入ってない事も多いので意図した特性なのかもしれません、コンプライアンスの大きな部品を使うとこの帯域の盛り上がりは半分以下になります、単体foが120hzで少々高いのも苦しい感じです。
2khzからの盛り上がりはバッフル回折の影響ですLCRの補正は入れてますがフラットにはなりません、
6~7khzの凹みは回折と磁気回路の影響と思います。
全体に入手容易なネタを使った為にフラットネスは今一ですが分解能は高いと思います。
8cm6th

歪です
概ね0.5%で悪くないと思います高級な磁気回路を使うと半分くらいになります。
150hz以下はかなり悪いですがコンプライアンスを高くすれば改善できます。
8cm3rd

ステップ応答です
1khzの振動が1msほど継続しておりチリチリした感じが少し残りますが悪くはないと思います。
低域の過渡応答が今一つです。
8cm4th

前作のカーボン2層10㎝の時もそうでしたが見かけ上はフラットでも高域が今一鈍って聞こえるような気がしますマルチSPシステムに勝つのはなかなか難しいです。
先日1月の手作りオーディオの会/三土会で鳴らした結果は予想外い悪かったのでその理由を調べなくちゃいけません・・・。

練り物以外は自家調理
飾りの葉物は庭から
柚子はお向かいから
花豆&なますの大根は親戚から
重箱は祖母から
昆布巻なます松前は私


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