振動板自作の10㎝WFを3.5L密閉箱に入れてみた。
WFは一年前から色々試したのを使い、TWはPA用のホーン、バッフルは150年以上前のケヤキ厚さ2㎝、箱はTOAの樹脂製を使った。WFとTWの感度が20db近く違うのでトランスタイプのATTを自作した。
TWはPA用なので効率は良いが帯域が非常に狭く、foが4kHzで使いにくい。ネットワークを色々調整し最適化したが、音は今一いけない。
WFは密閉の常で低域がだら下がりなのでアンプ側で補正する必要がある。
低域の過当応答は今までの中で一番の仕上がりと言って良く、明らかにタイトで分解能の高い音がする。
バッフル板は150年以上囲炉裏の煙で燻されたケヤキなので、製材してから2か月経過した今でもかなり
酢酸の様な匂いがする。


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以下はWFのステップ応答
普通は10msあたりに出るオーバーシュートが全くない。
口径の割に箱が大きいのと、磁気回路が強力なのとの影響と思える。
立ち上がり部分もスムースで分割振動の影響がほとんどなく非常に良い状態と言える。

F0012TEK