2022年05月

使ってみたら以下のごとく問題が出てきた。

  1. 最低z3.5Ωなので8Ωアンプだと小さな音しか出ない→何か考える
  2. z特性が凸凹でアンプのDFが小さいとf特が凸凹→このまま
  3. 入力端子がバナナプラグじゃないと不便→改造する
  4. 500~1khzが2dbほどの丘になってる→見直し修正済み
  5. 箱振動が予想以上に大きい→何か対策する
  6. Mfの振動板がむき出しで危険→カバーを付ける
  7. 外観がボロ
箱振動は側壁が15mmしかなく、曲面なので補強による改善はチョット難しい。とりあえずフローティングの実験。

試験用に造ったフローティング構造。
P5310473

改造はMfだけ行った、黒線が改造前、赤線が改造後の側壁の振動特性。
それなりの効果は見込めそうだし、側壁近くに耳を寄せてみても明らかに振動音が小さくなったのは確認できる、しかし肝心の音は殆ど変化した感じがない。
私の耳が悪いのか・・・・どうする。

*センサーの低域共振が50hz近辺なので100hz以下はデータの信頼性がない。
箱側面振動




詰めが今一だがネットワーク完成

ネットワーク制作は年に一度ほどしかやらないので色々忘れてしまってる事がある。
最近はベニア板に部品をタイラップで締め付け、真鍮の木ネジを端子として使う事が多い。
3wayだとインダクタンスが多いので磁気カップリングに注意しながらレイアウトを決める。
過渡応答の問題があるので抵抗は極力使わない、挿入損失を少なくするためできるだけ太い線を捲く様にしている。新しいコンデンサを使った事は殆どない、20~30年経過したのを30個以上チェックしたが経年変化と思える物は皆無。

ネットワーク


周波数特性特性は以下
このスピーカーレイアウトだとマイク距離は1m必要そうだが、6畳の部屋では不可能で周波数特性は参考程度にしかならない。

f特

外観
残りは細かな電気特性の確認、箱振動対策、外観仕上げ、だがしばらくやる気にならない。
箱が大きいので小さな部屋で聞くとスピーカーユニット間の干渉や部屋の反射が目立ち、今一定位が安定しない様な気がする。6畳に相応しい箱構造やサイズというのがあるのかもしれない。
最終外観







ようやくネットワーク作り。

Xoverは280Hzと2.8kHz。
MfとHfの感度がLf比較3db高いので、フィルタ兼用のアッテネータトランスを造った。挿入損失を小さくしたかったのでφ1.3mmの銅線をバイファイラ巻きに。漏れインダクタンスが小さいので高域は100kHz近くまで伸びるはず。銅線やコアは古いトランスやコイルを分解したのを使う。
これ以外のコイルも巻き数を調整しながら最適値に設定する。
マルチアンプの方が性能も良いし簡単だが、シングルの気軽さも捨てがたい。

コイル



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