2014年04月

 
1mmのドライカーボン板で作った遮光バッフルと斜鏡ホルダ部品
 
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組立完了、塗装はこれから
組みあがると非常に丈夫、全体は糸で縫い付け接着剤で固定、ほぼ理想的なトラス接続になります。
このように板を組み立てる方法をカヌーの世界では「Stitch and glue」と言うそうで、簡単で丈夫なので小型ボートを自作するときにつかわれるそうです。
強度と遮光を優先したので、光路の邪魔になる板が多いです、どれ位像質に影響するでしょうか。
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斜め下から
先端の斜鏡カバーは1mmジュラルミン板
1mmのジュラルミン板はこの角度(約45deg)の曲げ加工で割れるので、コーナー部だけ0.5mm薄くしてあります。
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本体に取り付け
この改造で60g質量増加
 
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斜鏡バッフルの改造
水平および地面側の光は僅かという前提でバッフル設計したが、山中でも照明器具類の光源が非常に多く、使えない事があるので作りなおし。
 
以下はその案
上下方向とも真面目に遮光したつもり、主鏡周辺10cm位の地面からの反射は入ってきてしまうが、たぶん我慢できる範囲、これで普通のドブソニアン同等のコントラストになるはずだが・・・。
表面処理は:植毛紙は耐候性がない、無反射シートは非常に高価なのでチョット使えない、やはり普通の拡散黒色塗装で落ち着きそう。
屈折に負けない様なコントラストを、と意気込んでみたが、φ40cmでは重く大きくなってしまうし、双眼装置の改造も大変そうなので早々にギブアップ、いつかF10/φ20cm位の鏡で真面目に作ってみたい気もする、だけど望遠鏡のコントラストを上げても、日本の空は明るいのであまり差が出ない様な気もする、どうなんだろう。
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フォーカス調整の改造
バックフォーカス80mm、光路ロス25mm、双眼装置で64倍でも使える様に設計したのだが、調整は簡単な抜き差しネジ止め式なので非常に使い勝手が悪い、以下の様に少しだけ使いやすくした。
スベリネジを使うと良いのだが、予算がない、手持ちの4mmネジで材料代0円、以下の様になった。
 
斜鏡は取り外した状態ですが・・
下げたとき 
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80mm上げたとき
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正面から見ると
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普通のアイピース
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上下方向でフォーカス調整すると斜鏡サイズを有効に使用でき、光路ロスも少なくできます、トラス式のドブソニアンに組み込むのは難しそうですが。

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