改造ついでにコンパクトな PUSH TO タイプの導入支援を組み込みます、うまく行くかどうか・・。
 
水平、垂直とも回転中心がないのでロータリーエンコーダ取り付けが面倒、そこで・・・
自転車のリムで作った垂直ベアリング、位置検出はこんな感じに穴開けし、コンパレータ付のフォトインタラプタで読み取ります。
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スリット幅の最適値は?
テスト用アルミ板に長穴スリットを切り込み、フォトインタラプタで読みだしてみる。
バイスの移動側にアルミ板を取り付け、固定側のフォトインタラプタ出力を見ながら、バイスの開き寸法をノギスで測定。
 
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スリット幅1.5mm/1.8mm、ピッチ4mmの場合の試験結果
似たような精度なので加工の容易なスリット幅1.8mmで。
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分解能は?
スリットは機械加工なので細かい加工できない、直径50cmの自転車リム周辺に360個の穴を開けるのが精一杯。
ソフトはA相、B相の全エッジを見るので1サイクルで4カウント、したがって分解能は1/4deg。最大視野角は1deg位なので何とか使える精度になるはず?
 
 
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1mmのドライカーボン板で作った遮光バッフルと斜鏡ホルダ部品
 
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組立完了、塗装はこれから
組みあがると非常に丈夫、全体は糸で縫い付け接着剤で固定、ほぼ理想的なトラス接続になります。
このように板を組み立てる方法をカヌーの世界では「Stitch and glue」と言うそうで、簡単で丈夫なので小型ボートを自作するときにつかわれるそうです。
強度と遮光を優先したので、光路の邪魔になる板が多いです、どれ位像質に影響するでしょうか。
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斜め下から
先端の斜鏡カバーは1mmジュラルミン板
1mmのジュラルミン板はこの角度(約45deg)の曲げ加工で割れるので、コーナー部だけ0.5mm薄くしてあります。
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本体に取り付け
この改造で60g質量増加
 
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斜鏡バッフルの改造
水平および地面側の光は僅かという前提でバッフル設計したが、山中でも照明器具類の光源が非常に多く、使えない事があるので作りなおし。
 
以下はその案
上下方向とも真面目に遮光したつもり、主鏡周辺10cm位の地面からの反射は入ってきてしまうが、たぶん我慢できる範囲、これで普通のドブソニアン同等のコントラストになるはずだが・・・。
表面処理は:植毛紙は耐候性がない、無反射シートは非常に高価なのでチョット使えない、やはり普通の拡散黒色塗装で落ち着きそう。
屈折に負けない様なコントラストを、と意気込んでみたが、φ40cmでは重く大きくなってしまうし、双眼装置の改造も大変そうなので早々にギブアップ、いつかF10/φ20cm位の鏡で真面目に作ってみたい気もする、だけど望遠鏡のコントラストを上げても、日本の空は明るいのであまり差が出ない様な気もする、どうなんだろう。
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